SUKIMA LABは、組織や地域の構造に潜む「歪み」や「対立」を可視化し、そのスキマに眠る未活用エネルギーを、次なる成長の駆動へと転換する研究室です。 システミックデザインと未来洞察の手法を用い、Laboratory(探究)、Academy(共育)、Factory(創造)の3つのアプローチで、組織が自律的に進化し続ける物語を共に編み直します。
Vision
分断を可能性に、対立を創造性の源泉に。
不都合な真実や個別の事象を排除するのではなく、それらが生じている背景(スキマ)を構造的に理解します。あえて「埋めない」ことで生まれる余白を活かし、一人ひとりがシステムの全体像を捉え、自らの意志で舵を取れる、自由でレジリエンス(復元力)の高い社会に貢献します。
Mission
「スキマ」の力学を読み解き、組織の駆動へ変容させる。
現場の摩擦や構造的な不条理を、単なる「ロス」ではなく、変化の兆しを秘めた「資産」として再定義します。分析者としての客観性と、当事者としての主体的な関与(I)を両立させ、分断から生じる熱量を、システムの自走を支える確かな原動力(光)へと転換する、実証的なプロセスを提供します。
正解のない問いに立ち止まったとき。 必要なのは、強引な解決策ではなく、「つながり直すためのプロセス」です。自分自身、あるいは私たちが形づくるチームや組織。 その内側と外側に広がる「スキマ」に橋を架け、共に渡り切るための4つの歩みを提案します。
「私たちが信じてきた正しさ」に光をあてる。 新しい一歩を阻んでいるのは、これまで大切に握りしめてきた「成功体験」や「守りたいプライド」、「今までの慣習」、「過去のトラウマ」かもしれません。まずは自分(たち)の深層にあるこだわりを直視し、何が変わることを恐れているのかを静かに見つめることから始まります。
相手や未来を、分析すべき「対象」ではなく、一つの「世界」として尊重する。 向き合うべき相手、まだ見ぬユーザー、あるいは予測不能な未来。それらは独自の理由と背景を持ってそこにあります。先入観を横に置き、その対象が何を大切にし、どんな願いを持って存在しているのか。その「固有の物語」を丁寧に紐解いていきます。
「他者の視界」で、世界を体感する。 情報の理解を超えて、対象の痛みや喜びを自分のものとして引き受けます。「もし自分がその立場だったら」という深い没入を経て、初めて「自分」と「外側」を分かつ壁が消えます。この共感こそが、橋を架けるための強固な土台となります。
過去を慈しみ、未来を拒まず、第三の道を共創する。 これまでの自分(たち)と、新しく見出した可能性。その両方のエッセンスを活かした「新しい関係性」を築きます。どちらかの色に染まるのではなく、両者の願いを統合した「未知の選択肢」を形にすること。小さな実験を繰り返し、確かな橋を架けていきます。
SUKIMA LABでは、「LABORATORY」「ACADEMY」「FACTORY」の3つのプロセスを循環することで、個人や組織や地域の「スキマ」に眠るエネルギーを最大限に引き出します。
正論の裏側に、埋もれた真実を掘り出す
変化は、表面的な「正論」からは生まれません。私たちは、組織や地域に存在する「歪み」や「対立」を、次のステージへ向かうための重要なシグナルと捉えます。
Approach: 第三者としての「綺麗なコンサルティング」は行いません。現場のドロドロした本音や構造的な不条理に共に指を入れ、システムの「真の現在地」と、そこに隠された「光る可能性」を可視化します。
Value: 見て見ぬふりをしていた隙間に光を当て、変革という名の「新しい旅」を始めるための地図を手に入れます。
ハンドルの握り方を、実験室で思い出す
見つけた可能性の光を、どう現実に変えていくか。システミックデザインや未来洞察を用い、参加者が「自分たちの手で未来は変えられる」という感覚を取り戻すための実験場です。
Approach: スキルを一方的に伝える「学校」ではなく、全員が研究員となる「ラボ」です。複眼的に未来を考え、本音を出し合いながら、システムの舵を自分たちの手に取り戻すトレーニングを繰り返します。
Value: 誰かに動かされる組織から、自分たちの意志で「自走し始めるチーム」へ。隙間に眠っていた愛(I)を再発見し、変革のエンジンを始動させます。
掘り出した熱量を、形に変える
ラボラトリーとアカデミーを通じて溢れ出した形のない熱量(想いや問い)を、目に見える、触れる「形」へと精錬する実装の場です。
Approach: 単なる報告書の作成ではありません。そのチームの「スキマ」にふさわしいアウトプット(絵本、プロダクト、あるいは独自の儀式など)をオーダーメイドで創り上げます。
Value: 実験の成果を組織の「共通言語」や「文化」として定着させます。旅の記憶を鮮明に留め、次の一歩を誘う「手触りのある物語」を提供します。
【役割:現状可視化】 現場に潜り、光るシグナル(可能性)を映し出す。 「綺麗な正論」ではなく、構造的な歪みやドロドロとした本音に光を当て、真の現在地を明らかにします。
時間のスキマ:ヒストリー・スキャン
過去の記録や記憶を紐解き、進むべき未来の「立脚点」を再定義します。
時間のスキマ:フューチャー・スキャン
多様な分野の「変化の兆し」をスキャンし、想定外の未来を探索します。
価値のスキマ:ユーザー・スキャン
徹底した顧客共感を通じて、市場に刺さる「真の提供価値」を特定します。
関係性のスキマ:システム・スキャン
組織を一つの「系」として捉え、関係性の構造とボトルネックを可視化します。
思考のスキマ:エフェクチュアル・スキャン
自分や組織が持つ「手持ちの資源(アセット)」を徹底的に洗い出します。
【役割:自走力の育成】 試行錯誤を遊び、自らハンドルを握り直す。 対話や越境学習を通じて、既存の枠組みを相対化し、主体的にシステムを動かすマインドセットへと変容を促します。
時間のスキマ:フューチャーインサイトWS
未来の兆しと自社戦略を掛け合わせ、独自の事業機会を発見します。
価値のスキマ:デザイン思考WS
視点を「プロダクト」から「体験」へ変容させ、創造的課題解決を体得します。
関係性のスキマ:チームコーチング / 企業間交流WS
対話の継続や他者との交わりを通じて、自走するチームへと体質を変容させます。
関係性のスキマ:システミックデザインWS
複雑な繋がりの全体像を捉え、事業や組織の変容のための打ち手を発見します。
思考のスキマ:エフェクチュエーションWS
不確実性を味方につける、起業家的なマインドセットをインストールします。
【役割:文化の定着】 溢れた熱量を、手触りのある物語や仕組みに。 実験で得た形のない想いや問いを、具体的なロードマップ、プロダクト、あるいはチームの文化として結晶化させます。
時間のスキマ:ストラテジー・プロトタイプ
未来シナリオを具体的な道筋(ロードマップ)へと仮構築し、検証します。
価値のスキマ:ラピッド・プロトタイプ
最速で「触れるもの」を作り、言葉では届かない価値を可視化します。
関係性のスキマ:チームビルド
相互理解を深め、一人ひとりが主導権を持って関われる強い土台を構築します。
思考のスキマ:エフェクチュアル・ディナー
「料理」という即興プロセスを通じ、起業家精神を身体感覚として定着させます。
「スキマ」を共に探究し、 イノベーションが生まれる土壌を耕したい。
優れた技術や正しい戦略があっても、それだけではイノベーションは起こりません。私たちは大手製造業のエンジニアとして技術の社会実装に奔走する中で、物事を前に進める真の動力は、組織や地域の「関係性の質」にあると痛感しました。
現在、私たちは「共感」や「対話」を軸とした共創プロセスの構築に注力しています。分断や対立といった「スキマ」を排除するのではなく、愛を持って覗き込む。そこから漏れ出すエネルギーを丁寧に編み直すことで、個人やチームが自ら人生のハンドルを握り直す瞬間を数多く目撃してきました。
これまでに、未来洞察やシステミックデザインの知見を活かし、産学連携や新規事業、地域共創の現場で「翻訳者」として伴走を続けてきました。論理的なエンジニアリングと、感性を揺さぶるデザイン。その両輪で、誰もが個性と創造性を発揮し、自分らしく「自走」できる豊かな社会の実現に貢献したいと考えています。
私たち自身、変化の波に飲み込まれそうになり、足がすくむこともあります。だからこそ、変化を強いるのではなく、その戸惑いの『スキマ』に何が隠れているのかを共に探求したい。怖さを抱えたまま、それでもハンドルを握り直そうとする方々の、一番の理解者でありたいと願っています。
大手製造業にてエンジニアとして車載技術の開発・社会実装に従事した後、共創拠点の設計や未来洞察を用いた戦略策定、産学連携のプロセスデザインに専門性を移す。現在は「関係性のデザイン」を軸に、企業・地域・教育機関を横断した多様なプロジェクトの伴走支援を行っている。
工学修士としてのバックグラウンドを持ちながら、CRR Global認定システムコーチ(ORSCC)として組織開発にも深く精通。論理と感性を往復する独自の共創スタイルで、大学でのデザイン思考のメンターや省庁での登壇、学術学会での研究発表など、実践と理論のアップデートを続けている。
主な専門領域
イノベーションプロセスの設計・伴走: 未来洞察、システミックデザインを用いた新規事業の立ち上げ
組織開発・チームコーチング: 関係性コーチングを用いた組織活性化
地域共創・産学連携: フィールドリサーチと住民参加型ワークショップのデザイン。大学との共同プロジェクト推進
無線工学: 高周波回路設計、ノイズキャンセリング技術
広島大学にて半導体の研究員として勤務の後、大手製造メーカー(副業にて現在も勤務)に転職して研究開発、新規事業開発・社内アクセラレータ、共創拠点の運営等を経験。
博士(工学)で半導体やデジタル技術など幅広い技術のバックグラウンドを持ちながら研究開発リーダー等の実務を企業内で担当。また、技術だけではなく事業開発に必要なUX・ユーザー調査や事業企画などのスキルと経験を保持。
主な専門領域
事業開発・メンタリング: 新規事業開発の伴走
プロトタイピング: ビデオや段ボールプロトから電子工作での本格試作まで幅広く対応
データ利活用: データ戦略、ビジネス開発、個情法対応
研究開発・企画: プロジェクトマネジメント、論文作成
半導体・集積回路: LSIアーキテクチャ、デジタル回路設計
2026.3.1: 「問いを投げる探検家」による、チームコーチングの現場レポート公開。
2026.4.1: スキマファクトリーから生まれた、新しい「組織の絵本」が完成しました。
2026.5.1: 移動式実験室、次なるフィールドは「地域の対立構造」へ。
Q: コンサルティングとは何が違うのですか?
A: 私たちは「綺麗な正解」を提示しません。現場のドロドロした部分に一緒に潜り込み、対立や本音を変化のエネルギーに変える「共同研究員」としてのスタンスを貫きます。
Q: どのようなチームが対象ですか?
A: 「表面上はうまくいっているが、何かが噛み合っていない」「本音が言えない」といった閉塞感を感じている組織やプロジェクトに最適です。
Q: 期間や費用はどのくらいかかりますか?
A: 現場の深さ(スキマの度合い)によって異なります。まずは「スキマリサーチ」から開始することをお勧めしています。